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共働き家計、うまく管理できていますか?

「二人で働いているのに、なぜかお金が貯まらない」「夫婦でどちらが何を払うか毎回もめる」「月末になると急に口座残高が不安になる」——

共働き夫婦の家計管理には、専業主婦(主夫)家庭とは異なる特有の難しさがあります。収入が2本あるぶん管理が複雑になり、「どちらがいくら払うか」という役割分担の問題も生じます。

この記事では、Excelを使って共働き夫婦専用の家計簿を作る方法を、具体的な数式・シート構成・運用ルールとともに解説します。


共働き家計管理の3つのモデル

家計管理の方法を決める前に、共働き夫婦の家計管理モデルを3つ整理します。

モデル1:完全合算型

2人の収入をすべて合算して、そこから生活費・貯蓄・個人のお小遣いを配分するモデル。

メリット: 家計の全体像が見えやすく、貯蓄効率が高い デメリット: 個人の自由なお金が制限される感覚になりやすい

モデル2:費用分担型

生活費の項目ごとに「夫が家賃・光熱費担当、妻が食費・保険担当」のように役割を決めるモデル。

メリット: シンプルでわかりやすい デメリット: 収入格差があると不公平感が生まれやすい

モデル3:割合負担型

収入の比率に応じて生活費を負担するモデル(例:夫収入60万、妻収入40万なら、夫6割・妻4割を生活費に拠出)。

メリット: 収入差があっても公平感がある デメリット: 計算が複雑になる

本記事では、モデル1(完全合算型)をベースにしながら、個人のお小遣い(自由費)を確保する方法でExcel家計簿を構築します。最も透明性が高く、貯蓄に向いているモデルです。


Excel家計簿のシート構成

共働き夫婦向けのExcel家計簿は、以下の4つのシートで構成します。

シート名内容
①ダッシュボード月次サマリー・貯蓄進捗を一覧表示
②収入シート2人の収入を入力・管理
③支出シート支出を日付・カテゴリ別に記録
④年間推移シート月別の収支・貯蓄推移グラフ

シート①:ダッシュボードの作り方

ダッシュボードは毎月の家計の「健康診断書」です。他のシートから数値を引っ張ってきて、一目で家計の状況がわかるように表示します。

ダッシュボードの構成要素

上部:月次サマリー

【2026年5月の家計サマリー】
税引き後合計収入:  ¥___,___
合計支出:          ¥___,___
今月の黒字/赤字:   ¥___,___
今月の貯蓄額:      ¥___,___
貯蓄率:             ___%

中部:カテゴリ別支出内訳

横棒グラフで、カテゴリ別の支出金額と予算の比較を表示。

下部:年間貯蓄目標の進捗

年間貯蓄目標:   ¥1,000,000
今年の貯蓄累計:  ¥___,___
達成率:           ___%
残り:             ¥___,___

必要な数式(ダッシュボード)

ダッシュボードのセルは、他のシートから値を参照する数式で構成します。例えば収入合計は:

=収入シート!B25+収入シート!C25

支出合計は:

=SUMIF(支出シート!D:D,"<=2026/5/31",支出シート!G:G)-SUMIF(支出シート!D:D,"<=2026/4/30",支出シート!G:G)

または、月を選択するドロップダウンリストを作成して、SUMIFS関数で動的に集計する方法が便利です。


シート②:収入シートの作り方

基本構成

項目合計
3給与(額面)
4所得税・住民税
5社会保険料
6手取り収入
7副業・その他収入
8今月の合計収入

手取り収入の数式

=B3-B4-B5  (夫の手取り = 額面 - 所得税住民税 - 社会保険料)

配分の計算(モデル1:合算型の場合)

項目金額計算式
今月の合計収入=D8
生活費・固定費に使う金額固定費合計を参照
今月の貯蓄目標額年間目標÷12
夫のお小遣い固定額または収入の○%
妻のお小遣い固定額または収入の○%
残り(余剰金)収入−支出−貯蓄−お小遣い

シート③:支出シートの作り方

カテゴリの設定

共働き夫婦の支出カテゴリは以下を基本に設定します。

固定費(毎月ほぼ変わらない)

  • 住居費(家賃または住宅ローン)
  • 水道光熱費(電気・ガス・水道)
  • 通信費(スマートフォン・インターネット)
  • 保険料(生命保険・損害保険)
  • サブスクリプション(動画配信、音楽、ソフト等)
  • 駐車場代・車維持費

変動費(月ごとに変わる)

  • 食費(スーパー・コンビニ等)
  • 外食費
  • 日用品・消耗品
  • 医療費・薬代
  • 衣服・美容
  • 交通費

個人費(夫婦それぞれ)

  • 夫のお小遣い内の支出
  • 妻のお小遣い内の支出

特別費(不定期)

  • 旅行・レジャー
  • 家電・家具の購入
  • 冠婚葬祭
  • 自動車保険更新・車検

支出シートの列構成

項目説明
A連番自動採番
B日付支出が発生した日
C内容何を買ったか
Dカテゴリ上記のカテゴリから選択
E支払者夫/妻/共同口座
F支払方法現金/クレカ/電子マネー等
G金額支出金額
Hメモ任意メモ

カテゴリのドロップダウンリストを設定する

D列にカテゴリのドロップダウンリストを設定すると、入力が速くなり集計も正確になります。

  1. D列を選択
  2. 「データ」タブ→「データの入力規則」
  3. 「リスト」を選択して、カテゴリ一覧を入力

月別集計の数式

特定の月・カテゴリの支出を集計するにはSUMIFS関数を使います。

=SUMIFS(支出シート!G:G, 支出シート!B:B, ">="&DATE(2026,5,1), 支出シート!B:B, "<="&DATE(2026,5,31), 支出シート!D:D, "食費")

この数式は「2026年5月の食費合計」を計算します。カテゴリ名を変えれば他のカテゴリも同様に集計できます。


シート④:年間推移シートとグラフ

年間推移シートは、1月〜12月の各月の収支・貯蓄を一覧にして、折れ線グラフで推移を可視化します。

年間推移表の構成

収入合計支出合計収支差額今月貯蓄貯蓄累計
1月
2月
12月
合計

貯蓄推移グラフの作成

貯蓄累計の列を選択して折れ線グラフを作成し、年間目標ラインを赤い点線で追加すると、目標に対する達成度が視覚的にわかります。


共働き家計簿の運用ルール

Excelテンプレートを作るだけでは家計は改善しません。夫婦で運用ルールを決めて継続することが重要です。

ルール1:支出の記録担当を決める

「夫が立て替えた支出は夫が入力」「妻が立て替えた支出は妻が入力」のように担当を決めます。または週末にまとめてどちらかが入力するのでも構いません。

ルール2:月に一度の「家計会議」を開く

月末に30分の家計会議を設定します。議題は:

  • 今月の収支の振り返り
  • 予算オーバーしたカテゴリの確認
  • 来月の特別な支出(旅行、大型出費)の確認
  • 貯蓄目標の進捗確認

この会議を継続するだけで、家計への意識が劇的に変わります。

ルール3:お小遣い制を徹底する

共働き夫婦の家計管理で最ももめやすいのは「個人の自由な使い道」です。あらかじめ「夫〇円・妻〇円」のお小遣い額を決めて、その範囲内は自由に使えるルールにすると、家計管理のストレスが大幅に減ります。

ルール4:固定費は自動化する

家賃・光熱費・保険料など固定費は、銀行の自動引き落としやクレジットカードの自動決済に設定して、記録の手間を最小化します。クレジットカードは毎月の明細を確認することで支出の記録がほぼ自動化されます。

ルール5:年に2回は家計の大掃除

固定費(スマートフォン料金、保険、サブスクリプション等)は毎年見直します。特に年度変わり(4月)と年末(12月)に、不要なサブスクを解約・プランを見直すことで、年間数万円の節約になることもあります。


共働き夫婦の家計管理でよくある失敗と対策

失敗1:クレカの使い分けが複雑すぎる

問題: カードが多すぎて、どのカードでいくら使ったか把握できない 対策: 夫婦でメインカードを1〜2枚に絞る。ポイント目的でカードを増やしすぎない

失敗2:特別費の積み立てを忘れる

問題: 年に一度の車検・旅行・家電買い替えで家計が一時的に大赤字になる 対策: 「特別費積立」として毎月一定額を別口座に積み立てる。Excelで年間の特別費スケジュールを作っておく

失敗3:育休中の収入ダウンに備えていない

問題: 育休取得で収入が激減し、家計が破綻寸前になる 対策: 育休取得前から「育休想定家計」をシミュレーション。育休中は「妻の収入ゼロ」または「育休給付金のみ」でもやっていける生活費水準を事前に確認しておく

失敗4:記録が続かない

問題: 最初は続いたが、1〜2ヶ月で家計簿をつけなくなる 対策: 記録のハードルを下げる。完璧に記録しなくてもよいルールにする(例:1000円未満の現金支出は記録しない)


家計管理アプリとExcelの使い分け

家計管理には家計アプリ(Money Forward ME、Zaim等)も人気ですが、Excelとの使い分けを考えてみましょう。

比較項目Excel家計簿家計管理アプリ
自動連携(銀行・カード)なしあり(アプリに強み)
カスタマイズ性高い低〜中
グラフ・分析自由に作れる決まった形式
コスト無料(Excel所有前提)無料〜月数百円
操作の学習コストやや高い低い
プライバシー(口座連携)不要口座情報を渡す必要がある

おすすめの組み合わせ: 自動連携の便利さを活かしてアプリで日々の支出を記録し、月次の分析・グラフ化・目標管理はExcelで行う。


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まとめ:共働きExcel家計簿を今すぐ始める

共働き夫婦の家計管理は、仕組みを作るのに少し手間がかかりますが、一度構築してしまえば毎月の管理が格段に楽になります。

今すぐ始めるための3ステップ:

  1. まず収入シートだけ作って、今月の手取り合計を計算する
  2. 支出シートを作って、今月の固定費だけ入力する
  3. 来月から変動費も記録して、家計会議を開始する

完璧なシステムを一気に作ろうとせず、シンプルな状態から始めて徐々に改善するのがコツです。共働きの2人の収入を最大限に活かして、着実に貯蓄を増やしていきましょう。


本記事の税制・制度情報は2026年5月時点のものです。家計管理の方法は各家庭の事情に合わせてアレンジしてください。


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